バクマツバンプー
幕末蛮風
あらすじ初挑戦なので読みにくいかも知れませんが、左側に「あらすじ」右側に「アドリブ・感想」を分けてみました。かわいくてかっこよくてむっちゃくちゃ素敵だったこと、改めて惚れたことが書ければ・・・。キャスト紹介
会場は嵐のアルバム「One」が流れます。15分休憩なので「サクサ咲ケ」から3曲ぐらいかな?「Rain」を聞くとかっこいい大ちゃんが頭に浮かんで早く2幕を見たくなりました。
舞台センターライン上の客席側に総司、奥側に鬼の面を被った辻斬りがいる。同じ動きで敵と戦っている。すると辻斬りに代わって近藤が出てきて総司に斬りかかる。立ち会いの結果近藤が総司に斬られ・・・、「見事だった、側転が」。しかし、もちろん刀で斬られたぐらいで死ぬはずもなく起きあがり総司の剣の上達ぶりを褒める近藤。総司の「ぶっちゃけ僕は自分の身は自分で守らないと。。。」に神妙な顔になりつつ「だからといって二刀流になるとはな」と返し、総司は「土方さんの力強さと近藤さんの華麗さの両方が欲しかったんです!」と嬉しそうに刀を振り回す。でも最近土方が冷たいことが気になると言う。しかし付き合いの長い近藤からすると気まぐれトシ(ツチノコ、カッパを追いかけたことあり)にしては長く続いているという。
立ち上がろうとした近藤がめまいを覚える。村正に斬られると渇きが早くなるらしい。しかも助けてもらった涼へのお礼にと血を分けてあげたところだった。「そんなときに動いたら」と涼に言われ血を飲みに行く近藤と付き添いの総司。「ついてこい」と言うなり側転をしながらはけていく近藤。もちろん総司も続いて側転。涼は「仲がいいんですね」と言ったが、山南に「ただの側転好きです」と片付けられていた。
そんな涼の手には先ほど採血したばかりの近藤の血があった。医者として鬼の血に興味があり研究したいという。そして「鬼の血を飲むと不老不死になるというのは本当?」と興味津々で聞く。確かに“人間”の血よりは生命力の強いものが含まれているが「人には強すぎるようです。」と山南が説明し「死んでしまう」とまで言われぎょっとする涼。
鬼の面はかぶっていないけれどここの総司の動きには気迫が入ってました。そうまさに“鬼”のように。ど真ん中の席ならそんな総司と辻斬りが重なって迫力倍増だったんだろうな。こわい大野くんもかっこいいです。
「たまに」と総司が言いかけて「なんだ落語でも聞きたいのか?」と近藤が寄席を始めるんだけど、いつも「えーでは」とかで総司が切っちゃうの。うーん、もうちょっと聞きたかったな(笑)しかもそれに対抗したのか10/30(夜)は「ダジャレでも聞きたいのか?」に変更していました。そして考えた結果が、「総司、掃除しろ」。これぞ!というだじゃれ、だね。
トシが追いかけた結果、「ツチノコ」は「蛇がねずみを丸飲みしたところ」で「カッパ」は捕まえてみると「ただのハゲおやじ」だったらしい。そりゃ総司も「ハゲおやじに勝っても・・・」って気分になるよね(^_^;)
側転は確かに見事でした。もちろん近藤さんも結構きれいでした。でも、2回ぐらい側転すると戸にあたるから総司は普通に飛び込んだけど、その時の掛け声「ア〜」の気合いの入ってないこと(笑)それも可愛いんだけどさ。
そこへ会津藩のところに行っていた土方と谷が帰ってくる。辻斬りが行われた現場近くで谷が目撃されたらしい。「自分はやってない」という谷だが新撰組に疑いがかかっているのが現実。また、その情報を聞きつけた龍馬もやってくる。やがて近藤と総司も戻り、辻斬りの犯人探しが始まってしまう。新撰組を妬む者、恨みに思っている者、真意の分からない龍馬、庭の端で口から血をたらしていた総司(涼が目撃)、疑いだしたらキリがない。しかも総司に関しては「こいつはいい」と気まぐれトシはさらりと流す。そこで「局中法度」をだし、組の規律を正す土方。しかし龍馬はその考えには反対で友人の“鬼”の悲惨な話をする。それは岡田以蔵という人物で人を斬りまくったあげく正体がばれ、聖水に浸した弾で撃ちこまれ、村正で滅多切りにされボロ雑巾のように捨てられた、と。「“人”は相容れいない者に対しては徹底的に排除する」から気を付けろと忠告する。また理解者になりかけてきた総司に馴れ馴れしく接したが、総司は「俺は新撰組だ」と突き放し土方の後を追った。
新撰組の秘密を知りすぎた涼も法度を守るように言われる。そして新撰組の一員として残ることを決めた涼に「気を付けろ」と言い去っていく龍馬。残った山南と涼は「普通にしていればいい。やましいことをしていた人が法度にひっかかるだけ」とお互いの身を案じながらも恋をはぐくんでいた。
谷が辻斬りの犯人だと思ったメンバーは素の顔で谷に蹴りを入れるの。なんとか立ち上がりながら「誰だよ、本気で蹴ったのは?」と言うと、全員手を挙げるんだよね(笑)その日だけ蹴っちゃったのかと思ったら毎回そうだったから、アドリブでもなんでもなかったのね。
総司は血をたらしていた、じゃなくて吐いていたんだよね。だって肺結核って有名な話じゃんって思って一回目は見てました。でも「私見ちゃいました」って涼に言われてハッと土方をみる総司。「こいつはいいんだ」と軽く、あまりにも軽く言われて何か言いたげに土方の顔を見る総司。すぐに目線をそらす土方。結末を知ってからもう一度このシーンを見ると一つ一つの動きが切なかった。
龍馬に決別ともいえる態度をとる総司なんだけど、刀をむけたときの足がかっこいいの〜。いや、セリフの言い回しから立ち姿からすべてかっこいいんだよ。でもそのときの足の角度がすっごくきれいなの。このシーンは全身写真がほしい!と思っていたけど、顔のアップか入ってせいぜい刀ぐらいしかなかった(;_;)かなりくやしいー。おっと話を戻すけど、総司は龍馬の隠れ家に行くのもいいかなとちょっと思い始めていたんだよね。だから“人”と接することができなくなる旨の法度がでたときは「えっ?」って顔をしていた。でも迷わず「新撰組」としての道を選んだ。沖田の活きる道、なんだけどどうにも出来ない時代の流れが辛い。
龍馬の隠れ家についた総司。まだまだ総司を降参させることを考える桂に「もういいよ。ここ、鍵かけないからどこへでも行け」と言う。意味が分からずきょとんとする桂に「どこでもドア」と必死に説明する総司。しかし「私があんたを守る」と言われ、さらに「あんたも私を捨てるの?」と責める桂に言葉がでない。付いてきそうな桂に刀を抜き「斬るぞ」と脅すが「いいよ、私のことを思って斬ってくれるなら。」居直られてしまう。「お前のことを思って斬るんじゃない。邪魔だから斬るんだ」と言っても「誰にも頼られずに生きるなんて死んでるのと同じじゃない」と外に出ても行くところのない桂は言う。それでも桂を置いてでていく総司。ただ泣き崩れる桂の前に何者かが現れ総司が戻ってきたと喜ぶ桂だが、鬼の面を被った奴に何か飲まされてしまう・・・。 何も知らない桂は「なーまーえーをー、かーえーろー」といきなりわめくの。一文字ずつ伸ばすから何言ってるか分からなかったけどその後お面(欧風舞踏会チックなやつ)をはずしながら「細木数子もダメかあ」って言うので分かりました(笑)
桂のセリフ、一つ一つが重いよね。やっぱり生きるからには誰かの役に立って“活きたい”もん。“人”と“鬼”の架け橋といわれて何をしていいのやらって感じだけど、でも何かのために活きてるって思うとうれしいよね。それが急に勝手な理由をつけられて「また」捨てられる悲しさ、どうしたらいいのよね。。。
山南がどこかに行こうとしたところで総司が帰ってくる。どこに行くかはっきりしない山南と話をしていると「大津へ行くんだろ。」と土方が、山南が涼にあてた手紙を持ってきた。涼はすでに出ていったらしい。さらに山南の部屋からは新撰組の羽織と鬼の面がでてきた。「辻斬りの罪を俺達に押しつけて自分はさっさと大津か、頭のいいお前の考えそうなことだな」と言われ、「それは何かの間違いだ」と弁明する。しかし「人と暮らしてまた血を吸うつもりか?あけさとのように」と言われ「今度は違う。静かに暮らすんだ。」と言うものの動揺が隠せない。「私は新撰組のやり方についていけないんです。」と組を抜けようとする理由を話していると、谷が桂を連れてくる。「遅いじゃないか。」「この女がなかなか歩かなくて」というように桂の様子がおかしい。心配する総司をよそに、谷は後を付けて総司が桂をかくまっていたことをばらす。「これは、その」と土方の方を見るが目を合わせてくれない。「こいつは俺が気まぐれで拾った犬だから、その犬がが気まぐれにどこへ行こうと勝手だ。」と土方は言う、かばっているようにも突き放しているようにも思える口調で。「また気まぐれですか。だったら私のことも気まぐれで見逃してください」と言い出ていこうとする山南。しかし「局中法度」を破るものを見過ごすことは出来ない。「もうすでにバラバラじゃないですか?」と言う山南に谷が斬りかかる。その手には村正が握られて、すでに幕府軍が銃を構えて新撰組を囲んでいた。その中に混じった龍馬が幕府軍を追い払い、皆なんとか逃げ出すのであった。 あけさとさんって恋人だったんだよね。でも一緒に暮らしてるうちに情がわき、つい血を吸ってみたくなってしまった、のかあ。そのあけさとそっくりの涼を見たときそりゃびっくりしただろうね。しかも涼は輸血とか人を殺めなくても渇きを癒せる術を知ってるから一緒に暮らしていけると思ったんだろうね。でも“人”と共に生きるのは辛い選択だろうな・・・。
このシーンの総司ってただただ弱いんだよね。壬生寺に帰ってきたときの暗い表情、山南の脱走を知りショックを受ける表情、桂が死にそうになって心配する表情、土方に思い違いされて悲しむ顔。総司の思いをきちんと受け止めて欲しい。
逃げ出した山南の前に涼が現れ、無事であることに安堵したのもつかの間、谷が襲いかかってきた。涼を守ろうとする山南だったが涼は谷から村正を受け取り、山南を斬ろうとした。涼は幕府の公儀隠密だったのだ。元々寄せ集めの新撰組を見張るために幕府から遣わされていたのだが、新撰組が“鬼”の集団であると知り「天下の徳川幕府が“鬼”なんかに京都を守らせてると知れたら困るでしょー」ということで内部から分裂させ殺すことになったと言う。谷は渇きをいやすため涼の作戦にのったという。脱走してまで二人で暮らそうと思っていた山南は涼の正体に愕然とし、「みんな・・・、ごめん」という言葉を残し村正に斬られて命を落としてしまった。
「これで一人片付きましたね」と喜ぶ谷に「あんた仲間がやられてくやしくないの?」という涼。「分け前が増えるって涼さんが言ったんじゃないですか」とあくまで食いしん坊ぶりを発揮する谷。しかし槍を持った幕府軍に刺され、あえなく命を落としてしまう。その槍の先には聖水が塗られていたのだった。
涼は山南に「大きな顔は大っ嫌いなのよ」と言いながらトドメをさすんだけど、笑っていいの?って一瞬ためらっちゃうのよね(^_^;)笑っちゃうけど。しかし結局、山南も谷もいいように利用されたんだね。というか新撰組自体そうなんだよね。幕府のために京都を守っているというのに、今や幕府の敵扱いなんだもん。権力者の都合って・・・。ちょっと「あずみ」(舞台版)を思い出しちゃいました。
山南と谷の死体を焼いてしまったところへ総司と龍馬が現れる。「あんた達がかくまっていたあの女、どうなった?」と聞く涼。「桂を殺ったのはお前か!」と総司が怒りを露わに答えると、「あら死んじゃったの〜」と残念そうに言う。「鬼の血を飲んだら不老不死になるという話、本当かどうか試したんだけどダメだったのね。人間の血じゃ不老不死にはならないし」つまり辻斬りで女ばかりを狙っていたのは涼で、その血を飲んで若さを保とうとしていたのだった。この話に激怒した龍馬は応援にきた幕府軍を相手に落とした銃を総司から受け取るのも忘れ戦い続け、さらに涼に飛びかかった。「ワシの渇きも限界じゃー」 涼が“鬼”の血に異様に興味を示していたから、もう自分で飲んで試してるのかと思ってた(^_^;)でもそれより人を殺めてまで血を飲んで若さを保とうとしていたのが怖い話だよね。挙げ句に人にのませて実験台にするなんて医者じゃないよ(本当は違ったわけだけど、でも医者でもあるんだよね)。
それと龍馬が銃を受け取らずに戦おうとしたときに「鬼だ」と気付いた総司の顔。毎回、初めて気付いたような驚きぶりで私もそんな総司を見て「え?」って驚きながら龍馬の動向を見てました。
近藤と土方は幕府軍に囲まれながらもなんとか戦っていた。そんなとき近藤が「さっきのはわざと言ったのか?」と聞くと「ああ、ああでも言わんと付いてきそうだったんでな」と土方は答えた。二人にとって総司はまぶしい存在なのだ。「武士の情けか?」には「武士じゃなくて鬼だよ」と笑ってごまかした土方であった。
しかしそんなやりとりのなか戦いは不利になっていた。銃に限らず刀や槍にもすべて聖水が塗られていて、下手なことはできないのだ。「せめて最期は武士らしく」と切腹しようとした近藤だったが刀を奪われ無惨に斬られてしまった。
近藤と土方の二人がどれだけ総司のことが好きなのか分かるこのシーン、すっごく切ないです。何百年と生きてきた中<新撰組>として活きたこの数年を「楽しかったな」と振り返るとことか、もうぐぐーっときました。なんとか別の活路を見いだして欲しかった。
そして泣きじゃくりながらも懸命に戦う総司が涙を誘います。ここ終盤に来てクルクルーってターン付きの殺陣がでてきて、無我夢中の総司と大野くんがかぶりました。そしていつしか「誠」の旗も下ろされ、旗と時代の波に巻き込まれていく総司に何があるのか・・・そんなことを考える余裕もなくただボー然と舞台を見てました。
そんな近藤のところに総司がきた。泣きながら「近藤さん、近藤さん」とゆするも返事はなく、また新たな幕府軍に囲まれていた。その総司に銃口が向けられたとき、土方は総司をかばい全身に弾をあびてしまった。「土方さーん」と泣く総司だが、近藤の刀と土方の扇子を持ち「闇と契りしふたつの剣は、生き血をすする鬼の牙」の通りふたつの剣で次々と幕府軍を切り倒していくのであった。
舞台上に龍馬が一人。明治が始まった。しかしそこに「御用改めだ」と入ってくる人影があった。それは布を身にまとった総司だった。「おまん、生きとったか」と喜ぶ龍馬だが、総司の態度はそうではなかった。「まさかお前も“鬼”だったとはな。」と冷たく言い放った。生き残った鬼同士手を取り合っていこうと龍馬は言うが「仲間じゃない」と総司は何度も言う。「俺は鬼じゃない。みんなのように血を吸えないし、みんなと違って血を吸ってもすぐに吐くし、斬られただけで死んでしまう」と“人”であることを打ち明ける。「じゃ、何のために人を斬っておったんじゃ。“鬼”は生きるために斬っていたが、おまんはただに人斬り鬼か?」と言われ、さっと身にまとっていた布を広げ「この旗の下に集まるもののために!!」と総司は言う。その布はぼろぼろになった新撰組の「誠」の旗だった。「俺を拾ってくれた人達のために俺は斬った。お前はどうだ?鬼なのに人の振りして、やがて暗い洞窟にしか住めなくなったこうもりと一緒だ。」と強い口調で言う。「だからかのう。いつも一人ぼっちなんは・・・。」と龍馬は悲しげにつぶやいた。 こうもりの生態(?)について総司は語って龍馬ってそうだねーって納得するんだけど、その時の涙をいっぱい浮かべて語る総司の演技に心奪われ内容はすっかり忘れちゃいました(笑)ま、そんなもんよね。というよりセリフだけ覚えていて大ちゃんの熱演ぶりを忘れる方が悲しいよね。
このシーンは「誠」の旗を広げて語る総司が全てです。総司は“人”でありながら、“鬼”である新撰組の人達と共に活きてきたその気持ちをすべて吐き出すの。その目は本当に潤んでいて総司の悲しさ、くやしさが痛いほど伝わってきました。
そこへ「御用改めです」という声がした。思わず身構える総司と「こいつは鬼じゃないから。」と冷静に言う龍馬。しかし「明るく治めると書いて明治。その世の中に鬼は必要ありません。」という声の主の狙いは龍馬だった。そう、龍馬により醜い顔にされた涼が村正をもって再び現れたのだった。「村正の魔力にとりつかれたかー」と応戦する龍馬だが、妖刀にとりつかれた女の執念はすさまじく「こいつは俺がやる。」と総司が龍馬をかばおうとしてもどうにもならなかった。「最期は一人じゃないようじゃのう。」という言葉を残し、龍馬も殺されてしまった。 “人”が一番怖いよね。一度は龍馬の手に掛かりながら生への執着でよみがえってきた、そんな感じだったもん。それが村正の魔力なのかもしれないけど、でも潜在意識を膨らますんだろうからやっぱり「人の欲」が怖いなと思いました。
涼と戦う総司もまた追いつめられていた。そんな二人の間に現れたのは桂だった。“鬼”の血を飲まされた桂は言い伝え通り不老不死の“鬼”になっていたのだ。しかし桂は「ほーんと、間が悪いよね。せっかくあんたと同じ鬼になったと思ったらあんたは人だし、しかも村正だもんね・・・。」と言うように総司をかばって村正に斬られてしまった。「また俺は誰も守れない」と落ち込む総司に「人は自分のことで精一杯なんだから守れなくて当たり前でしょ。それに言ったでしょ、私があんたを守るって。」と桂は励まし刀を持たせた。そして桂が以前総司を降参させようと使った鏡で涼をひるませ、総司の剣によりやっと戦いは終わった。
大切に思っていた人がみんな死んで泣く総司に、新撰組の面々が<活きろ>と言う。総司が活きている限り、総司の心にみんなが生き続けると。
桂が切ない。“人”と“鬼”だと同じだけの時間は共有できない。だから“鬼”になったとき総司と一緒に活きていけることがうれしかったんだと思う。でもすべて負の方向に動いて・・・、でもでも最期は総司のために活きたんだから悔いはなかったと思う。ただ一人で長く生きるよりも或いは幸せな事だったのかも知れない。でもその桂を抱いて泣く総司がいたたまれなくて(T.T)この戦いで死んでいった者のためにも活きてほしいけど、どういう道があるのかなって考えてみたり・・・。ううん、総司は力の強さだけでなく心の強さも身につけたんだから大丈夫。最後、何かを見つめる総司の目はまっすぐだったから!
カーテンコール
一人ずつだったり、数人ずつだったり登場し全員揃ったところでご挨拶。「ありがとうございました。」_(_^_)_10/29は「あと4回、だっけ?」と共演者の方々に確認しながら「頑張ります」と挨拶してました。そして全員はけて、拍手は続き(この辺からスタンディングに)またまた全員そろって礼。その後は大ちゃんだけ出てきて少しご挨拶。そして舞台奥中央の所に立ち戸が閉まっておしまい、でした。
10/29「今日はめでたい日です」って言うから初日以外になんかあったけ?と思ったら「うちの母ちゃんの誕生日です」と言う大ちゃん。かわいい〜。少し何か話してから「1曲歌いましょう」って言うから大ちゃんが何か歌ってくれるの?と馬鹿な勘違いをした私です(笑)でもそうじゃなくて客席みんなで♪happy birthdayをけいこさん(智母)に送りました。届いたかな(^。^)
10/30(昼)「最後の方でターンするじゃないですか。そのとき鼻水もターンしてもう大変です。」という大ちゃん。「それでもかっこいいよー」という客席の声に「ああ、どうも」と困惑?照れ?気味で答えてました。そして「ここ、青木さん家の奥さんをしたことですね。」って言うから何か思い出話でも?と期待したら「だからといって何もないですけど」と話は終わってしまいました。うーん、らしいといえばらしい展開か(笑)
10/30(夜)「あと2回ですね」と言いながら特に話の続かない大ちゃん。「そうだ、新曲でるんだ」と急にアピール。「あれですね、だんごの」に「だんごって」と突っ込みたくなりました。そして「松潤、悪い役ですね。僕には出来ません」と普通に言う大ちゃん。うーん、悪役大野。見てみたいなあ。総司の冒頭も一般庶民からするとかなり悪いというか怖い人だったと思うよ。でもやっぱりいい人なんだよね。そして「振り付けしまして」に「やってー」と声があがりサビの部分を披露し「あれ?・・・こんな感じです」と誤魔化していました。「11/16発売なんで買ってください」に「はーい」とお行儀のいい客席でした。
桂と並んだとき総司は同じぐらいか少し低いぐらいに見えました。大野くんって小さいんだよね。でも舞台上でそんなことはまったく感じませんでした。そりゃ新撰組5人で並んだら小さいのは一目瞭然なんだけど、なんていうかすくっと立っていて負けてないんです。それが“大野智”なんでしょうね。しかも、これは照明の加減なんだろうけど髪の色が少しずつ違って見えたんです。WSSのリフみたいに金髪っぽかったり黒に近い茶髪だったり、まるでその時の気持ちによって変わっているようでした。ドラゴンボールの悟空じゃないけど、まさに体全体で「沖田総司」を表現しているようでした。
でもね、申し訳ないんだけどどうしても笑ってしまうセリフがあって、それは龍馬が言う「沖田くん」。なぜかというとそれを聞くとウサギが頭の中に浮かんじゃうの(苦笑)毎朝見てる訳じゃないのに、なんでだろう?龍馬演じる京さんが大阪出身だからそのイントネーションがでちゃってるのかな(^_^;)山南さんが「沖田くん」と言ってもそれは全然平気だったからね。それにしても、ごめんなちゃい。。。
それから真面目な感想としてはもっと泣くかと思ってました。だからハンカチを膝の上に置いて観たんだけど、終わったらそのままカバンにしまいました(..;)なんというか、もし一回しか観られなかったら、ストーリーや演技に圧倒され<活きる>という事を考えるだけで終わっていたと思います。でも幸運な事に3回観ることができ改めて観ることによって、何気ない総司の一言や表情、しぐさなんかからいかに新撰組のみんなのことを思っているか、また思われているかが分かってより一層、総司には活きていって欲しいと思いました。そして一人一人仲間が死んでいくのが毎回悲しいという大野くんの気持ちはあの「泣ける殺陣」でものすごく伝わってきました。あれだけ激しい殺陣なんだけどきれいで、それでいて悲しくて切なくて見れば見るほどうるうる涙があふれてきました。大阪公演千秋楽では「泣く気力もないよ」と言ったそうですね。千秋楽で泣く大ちゃんも好きだけど、その言葉が今回の舞台では似合うかもしれない♪最後まで大きな怪我無く演りおえて本当にお疲れさまでした。また素敵な大野くんに会えるその日まで、かっこよくてかわいい総司を胸に抱き続けたいと思います。


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